ふんわりと白い朝霧が、月読通りをやさしく包み込んでいました。ミャオ・シルヴァはもこもこのコートを羽織り、大きな翡翠色の瞳で、きらきら光る霜を眺めながらゆっくり歩きます。
パン屋さんの窓からは、焼きたてのパンの香りがこぼれてきて、鼻先をくすぐります。冷たい空気の中、その香りはとても温かく感じられて、心がじんわりとほぐれていきました。
通りの向こうには、小さな氷の結晶が草の上で朝日にきらめいています。しっぽが静かに揺れるのを感じながら、「今日もいいお天気みたい」と小さく呟き、パン屋の扉をそっとくぐりました。ほんのり温かい幸せが、ミャオの胸に広がる朝です。

コメント