12月17日 08:16 冬のハーブ畑で

曇り空に覆われた冬の朝、ミャオ・シルヴァはふんわりしたショールにくるまりながら、町外れの小さなハーブ畑へと足を運びました。畑の端でふっと立ち止まると、冷たい空気に白い息が溶けていきます。冬越ししたローズマリーやタイムは、しっとりと霜をまといながら、静かに息づいていました。

ミャオはこっそり手袋を外し、小さな指先で葉をそっとなでてみます。冷たさの奥に、ほんのり香る懐かしい緑のかおり。耳がぴくぴくと動き、しっぽはまあるくなります。

遠くで町の鐘が静かに鳴る音が響くたび、畑の隅まで静けさが広がっていきます。そっとしゃがみ込み、一株一株の無事を確かめながら、「春になったら、また元気に新芽が出るかな」と優しく微笑みました。

静かな朝、冬の畑は深い眠りの中にも、春への準備をほんのりと感じさせるのでした。

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