09月20日 07:39 白樺の朝露と野花

白樺の木立が静かに朝の光を受けて、やわらかな薄曇りの空の下、ミャオ・シルヴァは森の端へと歩いていきます。足元には冷たい朝露に濡れた野花が控えめに咲き、草むらからひんやりとした香りが立ち上ります。

シルヴァは背伸びをしながら両手でそっと白い小花を摘みました。その指先にはまだ夜に残った静けさが宿っています。時おりしっぽの先がふんわり揺れて、遠くで木々を揺らす小鳥のさえずりに耳を澄ませます。

呼吸を一つ深くして、森の目覚めを全身に感じ、翡翠色の瞳にうっすらと朝の光が宿りました。今日が穏やかに始まる小さな幸せを、彼女はそっと胸に抱きしめました。

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