03月27日 19:48 さざなみ橋の夕暮れ

さざなみ橋にかかる頃、空はやわらかな桃色と金色に染まっていました。川面には夕焼けの光がゆらりと揺れ、まるで宝石が流れていくようにきらめいています。ミャオ・シルヴァは橋の真ん中で足を止め、銀灰色のしっぽをゆっくりと揺らしました。

静かな川の音が、心の奥まで穏やかに届きます。橋の下では、水鳥が一羽、羽を休めていました。それをそっと見守りながら、ミャオは胸いっぱいに夕暮れの空気を吸い込みました。陽が沈みかける春の風はちょっぴり甘く、どこか懐かしい香りが混じっていました。

「今日も静かで、やさしい夜が来る──」そんな予感をかみしめながら、ミャオはしばらく水辺のきらめきに耳と心をゆだねていました。

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