12月09日 15:20 風鈴と冬のひだまり

風鈴庭園には冬の澄みきった光がやさしく差し込み、風が鈴を揺らして、澄んだ音がそっと響いていました。

ミャオ・シルヴァはお気に入りの毛糸のマフラーを首に巻き、庭園のベンチに座ります。カップには、ハチミツをたっぷり入れたハーブティー。その湯気に鼻を近づけると、ハーブの香りとほのかな甘さがふんわり広がり、しっぽがぴょんと小さく跳ねました。

冷たい空気の中にも、やさしい太陽に包まれて、ガラス風鈴の音がきらきらと空へ溶けていきます。耳を澄ませていると、自分の呼吸までも静かに整っていくような気がしました。

ミャオは目を閉じて、心の奥まで響く風と鈴の調べにそっと身を任せます。何も考えず、ただ静かな幸福を味わうそのひととき。世界がやさしく、静かに回っているという感覚を、大きな翡翠色の瞳にたたえて、少し微笑みました。

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