12月31日 20:47 風鈴の庭と静かな願い

風が優しく揺れ、小雨が細やかな音を立てて風鈴の庭に降り注ぎます。ミャオ・シルヴァは雨に濡れない大きな木の下で、しっとりとした空気を胸一杯に吸い込みました。

雨粒が風鈴に触れるたび、澄んだ音色が庭に広がります。そのやわらかな響きに包まれながら、ミャオ・シルヴァはゆっくりとしっぽを揺らしました。足元には濡れた落ち葉がふかふかと広がり、町の喧騒はどこか遠い世界の出来事のようです。

もうすぐ新しい年。ミャオ・シルヴァは静かに目を閉じ、小さな願いをひとつ心に浮かべました。やさしい日々が、訪れるようにと。雨と風鈴の音が、それをそっと空に運んでくれる気がして、ふわりと微笑みました。

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