12月09日 09:46 朝霧の湖畔ピクニック

ティレル湖のほとりは、朝霧が静かに流れていました。

ミャオ・シルヴァは、ふわふわのショールに包まれながら、小さなカゴを持って湖までやってきました。霧の中に溶け込む湖面は鏡のように澄んでいて、遠くからは小鳥たちのさえずりが優しく響いています。

そっとカゴを開けて、焼きたてのパンとハチミツ入りのハーブティーを取り出します。冷たい空気の中でパンの温もりが指先に伝わるたび、しっぽがふんわり揺れました。耳を澄ませば、水面をわたる風や、木々の間をすり抜ける朝の音が静かに心を包みます。

温かい飲み物をひとくち喉に流し込んで、ミャオ・シルヴァは湖の向こうにぼんやり浮かぶ森を眺めました。世界が少しずつ目を覚ましていくその静かな奇跡の中、彼女は今日もやさしい発見を胸に、朝のひとときを味わっていました。

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