林の中はうっすらと白くなり始めた雪で、静かに彩られていました。足もとには昨夜降ったばかりの柔らかな雪と、カラフルな落ち葉が重なり合い、小さなブーツがふんわり沈みます。
ミャオ・シルヴァは、しっぽを軽く揺らしながら、冷たく澄んだ空気に包まれゆっくりと歩きました。枝の上にはまあるい木の実が並び、ところどころに、小鳥やリスのちいさな足跡が点々と残されています。ミャオはしゃがみ込み、その軌跡をなぞってみたり、気になる木の実をそっと摘み上げたりしました。
林の奥から、ときおり静かな風の音が聞こえてきて、銀灰色の耳がピクピクと動きます。ミャオは「今日もいい静けさ」とほほ笑みつつ、手袋をはめ直し、落ち葉と雪のやさしい織りなす世界を楽しみました。世界は誰にも邪魔されることなく、やわらかな冬の詩で満たされていました。

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