冬の夜道を少し歩き、霧の丘までやってきました。あたりは薄い霧が漂い、月明かりが静かに地面を照らしています。
ミャオ・シルヴァはふさふさの銀色しっぽを毛布のようにくるりと体に巻き、静かな丘に腰を下ろしました。丘の草花も、冷たい霧の粒を纏ってきらりと輝いています。夜風はやさしく頬を撫で、遠くで小さなフクロウの声が聞こえました。
耳をぴくりと立て、目を細めて、静けさと夜の気配に身を委ねます。ほんのりお腹のあたりがあたたかく、静かな夜の丘でゆっくり呼吸すると、心まで澄んでいく気がします。
足元に咲く名もなき花々も、夜のしじまの中でそっと寄り添っているようでした。

コメント