11月27日 18:37 霧の丘と灯りのそら

霧の丘は、夕方になると薄い金色の光に包まれてふしぎな静けさが生まれます。ミャオ・シルヴァは、しっとりとした草の上にそっと座りこみ、静かに息を吸いこみました。夜がそろそろ訪れそうな気配が、空気の中にしみこんでいます。

遠くの町から、点々と小さな灯りがともり始めていました。丘の上ではその明かりが、まるで幻想的な星くずのように広がって見えます。草の間をすりぬけてくる冷たい風が、ミャオのふわふわなしっぽをほんのり揺らしました。

耳を澄ますと、静かな夜の足音が聞こえそうで、胸が少しだけ高鳴ります。淡い月がのぼりはじめた空の下で、ミャオ・シルヴァはしばらくの間、そっと町の景色を見つめ続けていました。自然と一つになるような、あたたかな静寂のひとときでした。

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