太陽がまぶしく高く昇る、秋のま昼。ミャオ・シルヴァはふわふわの毛並みを太陽にやわらかく照らされ、小さなバスケットを抱えて月光の林の奥へ歩いていきました。
林を抜けた先に広がる泉は、今日も鏡のように空を映しています。緑や黄色の葉が静かに水面に浮かび、さわやかな風に吹かれてキラキラと揺れていました。
ミャオは泉のほとりにある丸い石に腰かけ、包みから焼きたてパンを取り出します。かすかに湯気が立ち、秋の野花のようなやさしい香りがふわり。
ひと口食べると、ほんのりあたたかくてやさしい甘味がひろがり、しっぽが喜びでぴょんと小さく跳ねました。ハチミツ入りのハーブティーをすすると、秋風にのって漂うリーフの香りとともに、心までほぐれていくようです。
軽やかな秋の昼、泉辺の静けさに包まれながら、ミャオは小さなしあわせをひとつずつ、丁寧に確かめるように味わいました。

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