09月27日 09:54 雨音と小さな手仕事

雨のしずくが窓辺をすべり落ち、しっとりとした秋の空気がほんのり室内に広がります。ミャオ・シルヴァは、毛布にしっぽを巻きつけて、窓をすこしだけ開けました。草の香りと、遠いどこかで鳴る小鳥の声が薄く届いてきます。

テーブルのうえには、色とりどりの布切れや木のボタン、小さな針山が並びます。猫耳をピクピクさせながら、銀色の毛並みが布にふれて、手縫いの小さなポーチづくりに没頭します。雨音はやさしい子守歌のよう。世界が静かに息をひそめ、ミャオの心は安心で満たされます。

やがて、小さな花模様のポーチがかたちになり、ふっと頬がほころびました。雨の日の静けさに包まれて、今日も新しいしあわせをひとつ、手のひらにみつけられました。

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