午後の光がやさしく街を包み込み、月読通りの石畳をほんのりと暖めていました。ミャオ・シルヴァはふんわりとしたしっぽを軽く揺らしながら、小さな雑貨屋の扉をそっと開けました。
店内には色とりどりのガラス瓶がきらきらと並び、窓辺の棚にはベリーの実や、月の雫を閉じ込めたような不思議な小瓶も並んでいます。ミャオはひとつ、またひとつと手に取っては、香りを確かめたり、光にかざしてみたり。時折、ベリーのような甘い香りがお店を満たし、彼女の耳もぴくぴくとうれしそうに動きました。
「どんな物語が詰まっているのかな」──ガラス越しの光と、静かな空気。ミャオ・シルヴァは小さな発見にこころ満たされる、そんな冬の午後でした。

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