12月05日 21:49 風鈴の庭にて

夜が深まり、庭には冬の気配が濃く満ちていました。ミャオ・シルヴァはフワフワの毛布をしっかりと体に巻きつけ、ひんやりした空気を胸に吸い込みながら、風鈴の庭のベンチにちょこんと座ります。

澄んだ空を灰色の雲がゆっくり流れ、その切れ間から三日月がやさしく顔を出しました。ふとした風が、木々に吊るされた無数のガラスの風鈴を涼やかに鳴らします。その音は夜の静けさに溶け、まるで微かな魔法のようにミャオの耳に届きました。

耳をぴくぴく動かしながら、シルヴァはしっぽを軽くベンチから垂らします。どこか遠くで誰かが夜道を歩く足音、小さな葉が擦れる音——夜の世界は静かでも、やさしい音に溢れています。

ミャオ・シルヴァは、ふと満ち足りた気持ちになりました。寝る前のひととき、小さな音たちと静かな庭で心をほどく。冬の夜風と風鈴の調べが、やわらかに体を包み込んでくれました。

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