03月06日 07:13 苔の小径と春の息吹

静かな朝、自宅の裏庭に足を踏み出すと、苔むした小径がしっとりと朝露に濡れていました。銀灰色の足元に、やわらかな緑の絨毯。空は淡く霞み、空気はひんやりとして、春の始まりの匂いがほんのりとしています。

ミャオ・シルヴァは、そっと裸足で苔の感触を確かめました。しっぽはひときわふわりと膨らみ、ひんやりした空気を優しく撫でるように揺れます。耳を澄ませると、どこか遠くで小鳥のさえずりが聞こえ、まだ寝ぼけたような早朝の響きが庭に漂っています。

澄んだ息をひとつ、ゆっくり吸い込むと、心の奥まで新しい朝の香りが染み込んでゆきました。柔らかい曇り空の下、春の精霊がそっと目を覚ましたようなそんな静かな朝でした。

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