09月27日 15:41 栗林の小さな秋

町外れの栗林は、午後の陽射しで金色に輝いていました。

ミャオ・シルヴァの足元には、柔らかな草とぽつぽつと落ちた栗の実。そのひとつひとつを、彼女はしっぽをぴょこんと跳ねさせながら、そっと両手に拾い集めます。ときおり頭上の枝葉から、風に揺れて葉擦れの音が耳に届き、ふわりと甘い木の香りも感じられました。

栗の殻を手のひらでころころ転がすと、表面はつややかで、陽射しを浴びてまるで宝石のよう。少し歩くだけで、小さな籠にぽこぽこと秋がたまっていきます。

「こんなふうに、季節は静かにやってくるんだな」とミャオ・シルヴァは心の中でそっとつぶやきながら、のどかな午後に身をゆだねていました。

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