月読通りには、ふんわりと雪の匂いが漂っています。まだ若い午後の光がぼんやりとカフェの窓を照らし、その外には銀色に染まった道と、緩やかに舞い降りる細かな雪がありました。
ミャオ・シルヴァはふわふわのしっぽを膝にのせて、窓際の席に座ります。テーブルの上には焼きたてのスコーンと、ほのかにミルクの香る紅茶。湯気が立ちのぼり、ガラス越しの寒さをそっと遠ざけてくれていました。
外の月読通りでは誰かが足早に通り過ぎ、雪の上に優しい足跡を残します。カフェの中には低くやわらかな音楽と、おやつを待つ静かな期待感が広がっていました。
雪のきらめきをぼんやり眺めながら、ミャオは小さな幸せに包まれて、そっとしっぽをぴょんと立てます。「今日も、いい午後だな」と思いながら、彼女は紅茶の温かさを手のひらで感じ続けていました。

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