町外れのパン屋から漂う香ばしい匂いに誘われて、ミャオ・シルヴァはふわふわしっぽを左右に揺らしながら小さな裏庭に足を踏み入れました。
小鳥たちのさえずりと、庭を渡る柔らかな風…陽だまりの中、焼きたてパンと新鮮な野菜を挟んだサンドイッチの温もりが手のひらにじんわりと広がります。
パン屋のおばあさんは温かい微笑みを浮かべて、そっとハチミツ入りのハーブティーも淹れてくれました。銀灰色の毛がやさしく光を受け、シルヴァは「今日も、いい日になりそう…」と呟きます。
しあわせがパン屑のように小さく足元に散らばった、静かな昼下がりでした。

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