11月13日 17:34 夕焼け色のパン屋で

通りを包む夕焼け色がそっと町の片隅まで染めていました。ミャオ・シルヴァはそよ風に耳をくすぐられながら、ほんのり甘い香りに誘われて、小さなパン屋の灯りに足を向けます。

扉を開くと、小麦とバターが溶け合う、まるでおひさまの匂い。カウンターには焼きたてのパンが静かに並び、奥では店主があたたかな微笑みで迎えてくれます。ミャオはふわふわの白パンを選び、ハチミツ入りのハーブティーと一緒に窓辺の席へ座りました。

窓の向こうは、茜色に染まる空。パンをちぎって口に運ぶと、体の奥まで幸せが広がっていきます。カップからハーブとハチミツの柔らかな蒸気がのぼり、しっぽも嬉しそうにぴょんと跳ねました。

そっと耳を澄ませば、パンを焼くやさしい音と、誰かのやさしいささやき。ミャオは「今日も、おいしい時間だなぁ」と、心の中でそっと呟くのでした。

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