08月09日 09:56 焼きたてパンと朝のひかり

ミャオ・シルヴァは、明るい夏の朝、銀色のしっぽをふわり揺らしながら町はずれの小さなパン屋へ向かいました。

ベーカリーの扉を開けると、バターと酵母のやさしい香りが鼻先をくすぐります。焼きたてのパンを袋に入れてもらい、近くの石畳の広場へ。角の木陰に腰を下ろし、さくっと音を立ててパンを割ると、中からほんのりと湯気が立ち上ります。

朝の光に包まれながら、ひと口、またひと口。ミャオの周りには、パンの香りを嗅ぎつけたすずめたちが集まり、ぴょんぴょんと石畳を跳ねています。時折、パンくずをそっと置いてやると、小さな嘴でついばむ姿がかわいらしく、思わず頬が緩みます。

夏の朝、やさしい空気と小鳥たちのさえずりに包まれて、ミャオ・シルヴァは小さな幸せをゆっくりと味わいました。

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