03月17日 16:07 春のハーブと午後のひかり

北風が穏やかに緩み、午後の太陽がやさしく畑を照らします。

ミャオ・シルヴァはルナ・ティレルの北側、こぢんまりとしたハーブ畑に来ていました。銀灰色の毛並みに陽がきらめき、彼女の長いしっぽもごきげんそうにゆらゆら揺れています。手のひらで触れた新芽は、くすぐったい春の香りと、小さな命の手触りを伝えてきました。

彼女は、一房ずつ優しく摘み取りながら、「あ、今日はローズマリーがいつもより甘く香る…」と、小さな発見に心を和ませました。耳がぴくぴく動き、遠くで鳥がさえずる音、小石の上をすばやく走り抜ける風、すべてが春の午後を静かに飾ります。

摘んだハーブをくるりとバスケットに入れると、どこか誇らしげな気持ち。これで今日は、家で新しいハーブティーを味わえることでしょう。彼女の中に、ゆったりと流れる時間の幸せが、春の光にそっと包まれていました。

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