07月10日 11:24 野の花冠

やわらかな曇り空の下、ミャオ・シルヴァは町外れの野原にゆっくりと足を運びました。朝露がまだ少し残る草原には、小さな花々が静かに揺れていて、蜂たちが忙しそうに飛び交っています。

銀灰色のしっぽをふわり揺らせて、ミャオは野の花をひとつひとつ大切に摘み集めました。ピンクのクローバーも、青いイヌフグリも、白いカモミールも、指先で優しく編んでいきます。草いきれに包まれながら、素朴な花冠が少しずつ形になります。

時おり、風が野原を撫でて、ほのかに甘い花の香りが運ばれてきます。耳をぴくぴくさせて、小さな草のささやきを感じるひととき。ミャオの心は静かに、やわらかな満足感で満たされていきました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました