07月10日 15:14 森への小さな入口

湖のほとりから少し外れた場所に、小さな新しい小道を見つけました。ふとした気まぐれで、ミャオ・シルヴァはその道を辿ってみることにしました。

午後の陽射しはやさしく森へ注がれ、小道には細かな光の粒がきらきらと踊っています。しっぽをふわりと揺らしながら、草むらの間をそろりそろりと進むと、耳の奥に鳥たちの楽しげなさえずりと、遠くに流れる水音が聞こえてきました。

少しだけ蒸し暑い空気の中、風が吹くたびに木の葉がさわさわとなり、森の入り口は涼やかな影を落としています。「初めての道、ちょっぴりドキドキするな」と思いながら、ミャオはその場に立ち止まり、頬に浮かぶ小さな汗をそっとぬぐいました。

森の奥からは草の甘い匂いがほのかに漂い、豆粒ほどの白いお花が足元に咲いています。ちいさな好奇心が、胸の中でそっとふくらみました。「また今度、もう少し奥まで行ってみよう」そう心に決めて、そっと来た道をふりかえりました。

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