02月24日 09:19 春の香りに話しかけて

風鈴の庭には、春の気配を感じる静かな朝が広がっています。ミャオ・シルヴァはうっすらと眠たげなまま、ふわりとした毛布のぬくもりを背に感じつつ、ゆっくり庭に出てきました。

優しい光をたたえた朝の空の下、庭には小さな花芽がそっと顔を出しはじめています。ミャオはしゃがみこみ、ふわふわのしっぽを揺らしながら、一輪ごとに「おはよう」と小さな声で話しかけていきます。

時おり吹く朝の風が風鈴を優しく揺らし、ほのかな鈴の音が庭に広がります。その音につられるように、ミャオの耳も小さくぴくりと動きます。

「春が来るの、もうすぐだね」

そう誰にも聞こえない独り言をこぼしながら、ミャオは花のそばでゆっくり息を吸い込み、季節の変わり目の香りを胸いっぱいに受け止めるのでした。

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