10月07日 09:25 朝のパン屋で

パン屋の扉を押すと、ふんわりとやさしい小麦の香りが鼻先に届きます。

朝の光が店先の窓から斜めに差し込み、棚にはほかほかのクロワッサンやりんごのパンが並んでいました。ミャオ・シルヴァは両手でしっぽを抱え、どれにしようかなと耳をぴくぴく動かしながら、ゆっくりパンたちを眺めます。

店主が「今日のおすすめは焼きたての栗パンですよ」とにっこり微笑むと、銀灰色の耳は嬉しそうに跳ねました。トレイに栗パンをのせ、ほかにもこっそり小さなジャムパンを選びます。

お会計を済ませて外に出ると、街の屋根瓦の上には白い朝露がきらきら輝いていました。焼きたてパンをひとかじり。ミャオはほっとため息をつき、ティレルのやさしい朝を味わいます。

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