透き通るような夏の陽射しが、風鈴の庭いっぱいに降り注ぎます。ミャオ・シルヴァは、翡翠色の瞳を細めて、心地よい木陰に腰を下ろしました。
さわさわと緑の葉が揺れ、枝の先々には色とりどりのガラス風鈴がぶら下がっています。澄んだ風が吹くたび、ちやりん、と涼やかな音色が響いて、空気まで丸くなってしまいそう。
膝の上には、柔らかい布と細い針。きょうは夏色の糸で、小さな花のモチーフを手作りします。ミャオのしっぽが、静かにぷらんと揺れて、耳も優しく音にぴくぴくと反応しています。
ほんのり蜂蜜の香りが感じられ、気づけばちいさく鼻歌を口ずさんでいました。夏の陽射しと風鈴の音、布細工のぬくもり——のどかなひとときが、指先と耳先までやさしく満たします。

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