03月24日 21:39 春風とブランケットの夜

春の夜、ルナ・ティレルの空はとても静かでした。ミャオ・シルヴァは自宅のテラスにふわふわのブランケットを持ち出して、そっと膝の上にくるまりました。ほんのりあたたかくなりはじめた夜の空気は、どこか優しく、耳に届くのはやわらかな夜風の音だけです。

空には銀色の薄い雲と、星が点々ときらめいています。ブランケットには春の草花の刺繍が施されていて、ミャオは指でなぞりながら、今日の出来事をそっと思い返します。

遠くでフクロウの声が一つ、小さく響きます。しっぽを丸めて、ミャオは深く息を吸い込みました。爽やかな夜風の香りと、テラスの木々が揺れるかすかなざわめき。それは、まるで小さな子守唄のようでした。

「もう少しだけ、夜の静けさを楽しもう」そんな気持ちで、ミャオはブランケットに包まれて、やさしい夜の時間をゆっくり味わったのでした。

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