07月25日 15:17 霧の丘の鐘

霧の丘は、午後になるとやさしい白いベールに包まれました。草の上を歩くと、足元に小さな雫がきらきら光ります。

ミャオ・シルヴァは、しっぽをふわりと揺らしながら、静かな霧のなかをゆっくりと歩きます。景色は柔らかくかすみ、木々も草花も、夢の中のような姿をしています。耳にそっと届くのは、遠くの鐘の音。ミャオは立ち止まり、深呼吸しました。空気はひんやりとしていて、どこかミントのような香りがします。

霧の向こうから、草の葉が微かに触れ合う音がして、小さな虫たちの気配も感じ取れました。体中が静かなやすらぎに包まれるようで、ミャオはゆっくりと目を閉じます。

「この時間は、霧と鐘の音がとけあって、とても静かなのです」と心の中でつぶやきながら、しばらくその場所にたたずんでいました。

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