07月29日 14:57 木漏れ日のきまぐれパッチワーク

やわらかな木漏れ日がふりそそぐ裏庭には、夏のうす曇りが静かに広がっていました。

ミャオ・シルヴァは、色とりどりの布きれを膝の上に並べて、パッチワークの小さな布細工に取りかかっています。草のにおいがふんわりとただよい、鳥たちのさえずりが心地よい音楽のように耳に届きます。

時おり、しっぽがピンと立って、器用に針を進める手元を見つめるミャオ。布が重なる感触や糸の引き具合が楽しくて、夢中になってしまうのです。

雲が空を流れて、ちらちらと日差しが変わるたび、庭の色もゆっくりと移り変わります。ふと見上げれば、葉の影が波のように揺れて、安心した気持ちが心の奥にしみ込んできました。

「うん、いい感じ…」と小さな声でつぶやいて、ミャオは今日のちいさな幸せをそっとポケットにしまうのでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました