月読通りは、朝の光に染まってキラキラと輝いています。ミャオ・シルヴァは、銀灰色のしっぽをふんわり揺らしながら、石畳をそっと歩きます。
いつもより少し早起きした今朝。気になっていた古い本屋の扉を、静かに開けてみました。中は木の香りがほのかに残り、棚ごとにさまざまな物語が並んでいます。朝の日差しが、大きな窓からやわらかく差し込んで、ページの隙間を温かく照らしていました。
ミャオはひときわ分厚い童話集を手に取り、ページをそっと開くと、ふと優しい挿絵が心に残ります。本の匂いと春の光が混じって、どこか懐かしい気分になりました。
「こんな朝も、いいな」と心の中でつぶやきながら、今日の小さな宝物を胸に抱えたのでした。

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