10月10日 10:58 秋風と湖のささやき

湖畔に立つと、秋の澄んだ空気がミャオ・シルヴァの銀色の毛並みにやさしく触れました。

湖面には、風に乗って舞い降りたカラフルな葉っぱたちが、そっと浮かんで揺れています。すすきの穂が陽射しに透け、さらさらと音を立てるその音は、まるで小さなささやきのよう。ミャオはしっぽの先についた朝露を指でなぞりながら、静かに葉の流れを目で追いました。

遠くの波紋に、翡翠色の瞳がきらりと光ります。鳥の声と、湖面を渡る一筋の白い雲――。すべてがあたたかな静けさに包まれて、ミャオの心もふんわりとほどけてゆきました。秋の湖は、今日も優しい秘密をたくさんたたえているようでした。

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