07月16日 19:37 川辺の夕暮れに

古い木橋の上に立つと、ぎしぎしと板が優しく揺れました。ミャオ・シルヴァはそっと手すりに頬をよせ、沈む夕陽と川の流れが溶け合う風景を眺めます。川面は夏雲の影を載せて静かに流れ、橋の下では時折小さな水音が跳ね返ってきます。

風は冷たくなり始め、湿った土と川の匂いが混じり合って、胸の奥まで優しく染み入りました。西の空はやや曇っていて、雲の隙間から赤橙色に染まる陽が名残惜しげに顔を覗かせています。耳がぴくりと動き、しっぽがゆっくり揺れました。

「今日も静かで、いい時間…」そんな心の声が、橋や川のせせらぎとまざり合い、やがて夕暮れの柔らかな闇に、そっと溶けてゆきました。

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