03月14日 08:41 朝もやの小径で

西の丘へと続く小さな小径は、朝もやにやさしく包まれていました。ミャオ・シルヴァはふわふわの銀色のしっぽを揺らしながら、手にした小さなかごを大切に抱えています。その中には、焼きたてのクロワッサンとハチミツを少し垂らしたハーブティーが。丘の途中で腰掛けると、白くけむる空気の中、静かに息を吸い込みました。

朝の光はもやの粒に反射して、まるで世界が柔らかでふんわりした布団に覆われているみたいです。町の音が遠くぼんやりと聞こえ、耳をすませば鳥の小さなさえずりや、草の葉に落ちるしずくの音が微かに広がります。

一口クロワッサンを味わい、温かなハーブティーをそっと飲みながら、ミャオの瞳は翡翠色にきらりと輝きました。この静かな朝、ゆっくり流れる時のぬくもりを胸に描きつつ、のどかな景色の中で心もやわらかくほぐれていくのでした。

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