10月25日 09:50 朝霧の丘

丘へ続く小径には、まだ朝の霧がうっすらと漂い、草花の葉には夜露がきらきらと光っていました。ミャオ・シルヴァはしっぽをゆっくり揺らしながら、一歩一歩そっと草むらを踏みしめます。

ひんやりとした空気が鼻先をくすぐり、思わず深い深呼吸をしました。草や花の香りにまじって、どこか遠くで焚かれている甘い香りも流れてきます。朝の静けさと霧のヴェールが、世界をやわらかく包んでいました。

土のやさしい匂い、湿った草の感触、そして透明な秋の光にふれるたび、ミャオは心がすうっと伸びていく気がしました。霧のむこうの丘は、まだほんのり白く、静かに朝日を待っています。

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