霧の丘に登ると、ゆるやかな霧が辺りをうっすらと包んでいました。
草の匂いがしっとりと漂い、足元からひんやりとした空気が伝わってきます。ミャオ・シルヴァは、柔らかな地面の上で静かにストレッチを始めました。しっぽを伸ばして、両腕も頭の上へとゆっくりと伸ばします。
耳が霧の中でやさしくぴくぴくと動き、身体がゆるむ度に、しっぽも少しずつ嬉しそうに跳ねました。淡い夕暮れの光が霧に溶けて、丘はまるでどこか別の世界のように静かでした。
小さな草花に手を触れ、葉に乗った水滴を指でころがしてみます。霧の丘にいると、世界の時間がとてもゆっくりに感じられるのでした。

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