03月07日 09:52 霜と陽だまりの朝

丘の上にほんのり白く残る霜は、朝の日差しの中でゆっくり光の粒に変わっていきます。ミャオ・シルヴァは毛布を肩に掛けて、ぬくもりを大切に感じながら、手にはお気に入りのハチミツ入りハーブティーをそっと持っていました。

草の先端が太陽の光を受けてきらきらと輝き、小さな露が跳ねる度に、彼女のしっぽもほんの少しだけぴくぴくと動きます。冷たい空気と新しい光のぬくもりが混じるこの朝は、静かでやわらかく、胸いっぱいに深呼吸したくなるほど。

鳥の声が遠くから聞こえてくると、ミャオは小さく頷きながら、もう少しだけ丘の上に留まることに決めました。春がひとつ、そっと近くにやってくる音が、心地よく響いていました。

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