08月10日 08:08 雨の窓辺の朝

朝の空にはしとしとと細やかな小雨が舞い、ルナ・ティレルの街並みがやわらかい霞に包まれていました。ミャオ・シルヴァはまだ少し眠気を残したまま、ふわふわの銀色のしっぽを引きずりながら窓辺へ向かいます。

ハーブティーの優しい香りが、ほんのりと部屋に広がります。お気に入りのカップを両手で包み込み、ミャオは静かに町の景色に目を向けました。雨粒がガラスを流れる音が心地よく、葉の上で踊る水滴や、濡れた石畳のきらめきが、どこか幻想的な朝の雰囲気を作り出していました。

はらりと垂れる前髪を指先で整えると、ミャオの翡翠の目は小さな世界の変化をひとつひとつ見逃しません。ふかふかのクッションにもたれて、そっと息を吸い込み、静かな雨の朝も、きっと素敵なことが起こる気がして、やさしく胸が温かくなりました。

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