02月23日 09:56 春待ちの星影通り

朝の光がまぶしく、冬と春の間を行き来するような、やわらかな陽ざしがルナ・ティレルの星影通りを包みます。

ミャオ・シルヴァはふわふわの銀灰色のしっぽをゆっくり振りながら、店先に色とりどりの品々が並ぶ雑貨屋を覗き込んでいました。ガラス瓶の中で揺れるドライフラワーや、陽射しを受けてきらめく小さなアクセサリーが、とてもきれい。

ミャオの耳は、店主がガラス細工を並べるカタカタという音や、外から聞こえる春を告げる小鳥のさえずりにぴくぴくと反応します。胸の奥がほんのり温かくなり、小さな幸せがしっぽの先まで届くようです。

「朝の日差しって、やっぱり特別だな…」

そうつぶやきながら、ミャオはお気に入りのハンカチをひとつ買いました。これからやってくる春を思い、なんだか心地よい予感がします。

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