12月18日 08:17 雪の路地に初めての足跡

雪が昨日から静かに降り続き、今朝のルナ・ティレルは、まるで世界がまっさらなパレットの上にそっと置かれたよう。

ミャオ・シルヴァは、ふわふわの銀灰色のしっぽをマフラーと一緒に巻きつけて、そっと家の扉を開きました。外は空気がきりりと冷たく、でもどこか甘い雪の匂いがしています。まだ誰の足跡もない雪の路地へ、一歩、また一歩と足を運ぶと、サクサク…と音が小さく響きます。

彼女の足跡が初めて白い雪に描かれ、しっぽがぴょこんと跳ねました。耳も嬉しそうに動いています。両手を胸の前で合わせ、朝の光を見上げると、雪の結晶がきらきらきらり。ため息をひとつ、小さな雲みたいに吐きながら、ミャオは「今日も新しい足跡ができた」とそっと心の中で呟きました。

ルナ・ティレルの路地裏に、静かな冬の始まりのやさしい気配が溶けていきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました