02月18日 21:18 霧雨とハーブの静かな夜

街外れのハーブ屋の小さな窓から、鈍い金色の灯りがふんわりと漏れていました。ミャオ・シルヴァは、しっとりと濡れた石畳をしっぽで感じながら、そっと扉を押して中に入りました。

店内にはほんのり甘くてやわらかな草の香りが広がり、カウンターの上にはガラス瓶に詰め込まれたハーブが並んでいます。窓越しには静かな霧雨が揺らぎ、外の世界が少し夢のようにぼやけて見えました。

「今日は、どんな香りにしよう…」翠色の瞳を細め、ミャオは一瓶ずつ丁寧に蓋を開けます。カモミール、ラベンダー、ミント。どれも心をふわりと包んでくれる香りです。

選んだのは、ほんのり甘いミントと白い花びらのハーブでした。店主がやさしく微笑みながら小さな包みにしてくれます。暖かなハーブ茶と霧雨の街、静かな夜更けに、心も毛並みもゆるやかにほどけていきました。

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