09月01日 19:17 雨音と灯りの窓辺で

黄昏のルナ・ティレルには、やわらかな灯りがぽつぽつ灯り始めていました。

小雨に煙る石畳の道をそっと歩き、街角の小さな喫茶店に入りました。窓際の席に座ると、ふわりとハーブの香りと温かさに包まれます。ミャオの銀灰色のしっぽも、椅子の上でほどけるようにふわっと広がりました。

ガラス窓につたう雨粒が、街明かりを柔らかくぼかして、とてもきれいです。手には湯気の立つハチミツ入りのハーブティー。ほんのり甘くて、やさしい味がのどを滑り、心までもほっと和らぎます。

道ゆく人の傘が、光に濡れてゆっくり行き来しています。静かな雨の音と店の奥から響く小さな音楽。ミャオは今日も、小さな幸福をそっと胸にしまいながら、ふわりと笑いました。

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