02月16日 19:27 雪と灯りと月の夜

月読通りは夜の静けさに包まれて、白い雪がやわらかく降り続いていました。ミャオ・シルヴァはふわふわのマフラーを鼻の先まで巻き、足音をそっと雪に残しながら歩きます。

街の灯りは雪に反射して、優しい光の粒となって道を染めていました。時折、どこか遠くでドアの開く音や、誰かの笑い声が聞こえてきますが、そのすべてが雪に吸い込まれてしまうような、不思議な静けさ。

シルヴァは立ち止まり、舞い降りる雪を手のひらに乗せました。冷たくて、すぐに消えてしまうけれど、心にささやかなぬくもりが残ります。こんな夜だからこそ、歩くたびに感じる自分のリズムが心地よく、しっぽもマフラーの上でぽんぽんと揺れていました。

ふと、頭上を見上げると、満ちたお月さまが雲間から顔を覗かせていました。凍った空気がきらきらと澄んでいて、シルヴァはそっと微笑みます。雪と灯りと月。この夜だけの静かな調和が、胸いっぱいに広がっていきました。

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