澄んだ冬の午後、ルナ・ティレルの星影通りには穏やかな陽射しが差し込んでいました。
ミャオ・シルヴァは両手をふんわり毛糸の手袋で包みながら、小さな雑貨屋へそっと足を踏み入れます。お店の棚には色とりどりの布や、やさしい音色がしそうな小さな鈴、手のひらにすっぽりと収まる刺繍入りのクッションカバーなど、どれも心がほどけるような小物がぎゅっと並びます。
銀色のしっぽを嬉しそうにゆらしながら、ミャオは一つ一つの可愛い布を指先でなでました。淡いピンクや星の模様、ふかふかの羊のワッペン──どれもお部屋を少し明るくしてくれそうです。
棚の影からミントティーの香りがふわりと漂い、店主さんがやさしくほほえんでいます。ミャオは心の中で「今日はどんな小さな幸せを見つけよう」と考えながら、手に取ったきらり光るボタンをそっと耳にあてました。
午後の静けさとあたたかさに包まれて、ミャオ・シルヴァの心もしあわせ色に染まっていくひとときでした。

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