ミャオ・シルヴァは、もこもこの毛布にすっぽりとくるまったまま、小さな窓辺に腰を下ろしました。外は静かな冬の朝。ほんのりと東の空が淡いピンク色に染まり、庭の木々が薄明かりの中でシルエットのように浮かび上がっています。
窓ガラスにはうっすらと白い息がかかり、指先でそっとなぞると、すぐに冷たさが伝わってきます。でも、毛布の中はふんわりあたたか。しっぽをくいっと巻き込みながら、ミャオは背伸びをしてみました。
「…今日もいい一日になりそう」
静かな時間に包まれて、窓越しの微かな空気を感じると、まだ布団の中にいたい気持ちと、今日の世界にも少しだけ近づきたい気持ちが胸の奥でくすぐったく混じり合います。
遠くから聞こえる鳥の翼の音や、冬の朝の冷たい爽やかな香り。そんな小さな変化を見つけながら、ミャオはそっと耳をぴくりと動かしました。

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