夕暮れの森は、やわらかなオレンジ色に包まれていました。静かな小道を、ミャオ・シルヴァはしっぽをふんわり揺らしながら歩きます。
足元には、冬を越した落ち葉がパリパリと音を立てて。ふとしゃがみこむと、まあるい松ぼっくりがひとつふたつ、こっそり顔をのぞかせていました。指先でそっと拾い上げると、冷たいけれど、どこか森の香りがします。
時折、木々の間を風が通り抜けて、葉擦れのやさしい音が響きました。夕陽にきらめく空気を胸いっぱいに感じたミャオは、集めた落ち葉や松ぼっくりを小さな袋に入れて、何を作ろうかと小さく心を躍らせます。
帰り道、遠くできれいな鳥の声がして、森の一日が静かに幕を閉じていきました。歩きながら、シルヴァはふとつぶやきます。「今日の森の匂い、ちょっと特別だね…」

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