夜が静かに深まり、澄みきった空には丸い月がやさしく輝いています。
ミャオ・シルヴァはお気に入りのふかふかマントを肩にかけ、ルナ・ティレルの風鈴の庭まで足を運びました。月明かりの中、無数のガラスの風鈴たちが枝先で揺れ、澄んだ音色を奏でています。その音は、冷たい夜風にのって、心の奥までそっと届くようでした。
庭を歩きながら、ミャオはしっぽでそっと草を撫で、耳をぴんと立てて風のささやきを聴きました。夜の静けさと、ガラスの響きが交じり合って、まるで幻想的な夢のなかを歩いているようです。
ふと立ち止まり、空を見上げて大きく深呼吸をします。月明かりに照らされた草木は、昼間とは違う静かな表情で、ミャオの心を包みました。
「わぁ、しあわせ…」そんな言葉が自然と漏れる、やさしい夜でした。

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