広場の石畳がひんやりと心地よい午後、ミャオ・シルヴァは白い小さな音楽台の前に座り、澄んだ音色に耳を傾けています。
今日は町の若い楽団たちが奏でる音楽会の日。ふわふわと舞い上がるメロディーが広場中に広がり、まだ冬の名残が残る空気を柔らかくほどいていきます。
ミャオのしっぽが、優しいリズムに合わせてゆっくり跳ねます。彼女の耳も、音に合わせてぴくり、ぴくりと揺れます。周りでは子どもたちが小さくステップを踏んだり、パン屋さんのカゴからほかほかのパンの香りが流れてきたり。
まだ緑色の新芽がひそやかに顔を出す広場で、午後のひとときは穏やかに、魔法の音色とやわらかな風に包まれてゆきました。

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