冬の朝、淡い陽ざしが窓ガラスをやさしく照らしています。ミャオ・シルヴァは大きなクッションと柔らかな毛布に体をうずめて、窓辺にちょこんと座りました。銀灰のしっぽはふわりと丸まり、耳は本のページをめくるたびにほんのり揺れています。
外は澄んだ冬空。木々に残る雪が淡く光り、小さな鳥たちが枝をついばむ様子が見えました。そのさえずりが窓越しに静かに部屋へ届き、ミャオ・シルヴァはうっとりと童話の頁を読み進めます。
読みかけのお話には、森の中の小さな動物たちが出てきます。ミャオ・シルヴァの耳には物語の中の音や、今日の世界のやさしい音が溶けあい、いつのまにかしっぽがきゅっと立ちました。
「ふふ…いい朝だなぁ」と心でつぶやきながら、ページの間から風の香りと陽だまりの温かさをそっと楽しみました。

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