02月07日 20:06 雪夜のパンと小さな願い

キッチンからはパンが焼ける幸せな香りが漂ってきます。ミャオ・シルヴァはふわふわのしっぽを小さく揺らしながら、生地をやさしく丸めてはオーブンにそっと並べました。外は静かに雪が舞い、街灯の下には白いベールが重なってゆきます。

ガラス窓に頬を寄せて、夜の銀世界をしずかに眺めます。ミャオの耳はぴくりと揺れ、雪の落ちる音さえも聞き逃しまいと、そっと息をひそめて夜を感じます。手のひらのあたたかさと、外のひんやりとした空気。その対比が、どこか心地よいのでした。

焼きたてのパンからは、バターと小麦の香りがふんわりひろがり、ミャオは「明日もまた、小さな幸せが巡りますように」とそっと心の中でつぶやきました。

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