07月13日 20:54 月とわたしの夜散歩

星影通りは静けさに包まれて、夜の空には雲ひとつなく、やさしい月が明るく輝いています。

ミャオ・シルヴァは手に小さなランタンを灯しながら、とことこと石畳の上を歩いていきました。通りのガラス窓には、ランタンのあかりと銀色の月、そして自分の大きな瞳とふわふわのしっぽが映って揺れています。

どこからか甘いパンの残り香が漂い、夜風がひんやりとミャオの毛並みを撫でました。猫耳はぴくりと動き、夜の静けさにとけ込むように胸がふわっと温かくなります。

通りの奥では小さな花屋の夜花が静かに咲き、星あかりに透けて輝いていました。ミャオはしばらく窓越しに自分と月とを並べて眺めてから、やさしい気持ちでまた一歩、歩みを進めました。

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